2009年11月17日火曜日

フレームで切り取られる空間デザイン

<番組設定>
毎週金曜日夜10時〜放送されるスポーツ番組。
普通のスポーツ番組とはちがい、マイナースポーツを紹介していく番組。
司会者は、アナウンサーとスポーツ解説者の2人。
また、番組中にはゲストとして、紹介するスポーツの選手に登場してもらい、そのスポーツの楽しさを紹介してもらう。

<正面>

正面では、司会者とゲストが左のテーブルで話し合えるような形になっている。ゲストと司会者が向き合えるように、机は若干曲がっている。司会者ゲストの背面にはスクリーンがあり、紹介スポーツの映像が流れる。また、その映像を図示できるように、テーブル背面間は近くに設定している。
背景全体としては、番組タイトル「Sports Dictionary」を、真ん中に大きく表示する。番組の開始時、カメラはそのタイトルだけをズームアップした状態で、そこから正面全体を移すようにズームアウトしながら番組が始まっていく。
また、紹介するスポーツがなんなのかが分かるように、毎回背景が変わっていく。基調とする色は、スポーツの疾走感を表すため、青と白で構成した。

<上手>

上手からは、ゲストとして選手に入場してもらう。入場口は半透明にし、シルエットが見えるようにした。種目によって対格は重要なので、視聴者にはそのシルエットをみることで、スポーツのイメージを最初につかんでもらう。入場口から出た後は広い空間にし、そこで一発芸をやってもらい、その後司会者とのトークになっていく。
背景は選手をみてもらうのが目的なので、あまり装飾をせず、シンプルなイメージにした。

<下手>

下手では、背景に紹介するスポーツの一覧がシルエットマークとして並んでいる。
毎回紹介するスポーツのシルエットがランプで点灯している。
また、放映する順番に並んでいるため、視聴者はこれをみて次週のスポーツもなんなのかを考えるような形にした。

<どんびき>

どんびきでは、広くとった空間を使って、選手にそのスポーツを実際に生でプレイしてもらう。
いろんなスポーツを紹介していくということで、毎回イメージは異なる。そのため、固定された装飾物はさけた。
その代わり、そのスポーツの実物大のゴールや、ボールなどの道具を配置する。

また、全体からもスポーツの疾走感のイメージを崩さないように青と白を基調として、シンプルな形に仕上げた。